ユーザービリティを学ぶ, Learn about userbility, 学什么叫可用性

  当サイトにおいでくださってありがとうございます。今日はユーザービリティを意識したサイト作りとは何かを考えたいと思います。

  当サイトにどんなイメージを持ちましたか?
  文字は見易いですか?
  知りたい情報はありましたか?
  記事の書き方は理解し易いですか?
  レイアウトや色はうざくないですか?
  他の記事も読みたいと思いますか?

  このような感じ方を纏めて、webサイトではユーザービリティと言います。好感度が高ければ、ユーザービリティが高い、低ければ、ユーザービリティが低いと評価します。

  ユーザービリティはユーザーがサービスや製品に対する満足度の度合いの事です。ネット業界では、訪問者が如何に快適な環境で情報を見られるか、と言うことになります。見ていて少しでも不快に思えば、ユーザーはたちまち去って行きます。顔の見える相手でもないので、そこは少しも戸惑いはなく、1秒未満で去ります。

  ネットでの経済活動が盛んになって来ると、特に通販サイトではこのユーザービリティの向上で収益に繋がる事が実証され、ユーザービリティは一つの分野として確立され、重要視されるようになりました。個人運営のサイトでは、どのようなユーザービリティを考えればいいのか、筆者も他の運営者同様、あれこれどこまで対策できるか、ずっと模索しております。

  盲目に見た目を変えても、それは逆効果を招いてしまう恐れがあるので、基本的にユーザービリティの性質を理解する必要があると思い、勉強して来た中で重要な部分をメモして置きます。

ユーザービリティ5つの要素

  WEBのユーザービリティを専門に研究する人がいます。デンマーク出身のアメリカ工学博士で、ヤコブ・ニールセン氏はwebユーザービリティ5つの要素を説明しています。

1.Learnability → 学習しやすさ(すぐに使えるようになる事)
2.Efficiency → 効率性(一度学習すれば生産性が上がる事)
3.Memorability → 記憶しやすさ(覚えやすい事)
4.Errors → エラー(発生率を低く、回復できる事)
5.Satisfaction → 主観的満足度(個人的に楽しく利用できる事)

  有名な方なので、著書などの中からユーザービリティに関するマーケティング要素になり得る言葉を全部取り出して、まとめサイトを作る人もいるほどです。以降、専門家でない多くの人がこのユーザービリティ5つの要素を用いて、サイトに対する機械的にな評価をして来ました。

  ユーザービリティ5つの要素で、機械的に評価する事がユーザービリティ評価の正解ですか?氏の言葉が全ての答えになるでしょう。

ユーザービリティの法則は人間の経験に根ざしており、技術にではない。だから、もっとも根本的なガイドラインは、Webサイトであれ原子力の制御ルームであれ、全てのインタラクションデザインに対して真であり続ける。

  学習や記憶、特に主観的満足度の解釈は、人によって千差万別であり、結局は永久的なテーマで、飽くなき探求をし続ける事、それが正解でしょう。

  とは言えクローラは正に機械であり、プログラムを注ぎ込む人たちの経験に基づいているとは思いますが、判断には必ずルールを作る必要がある筈です。それが大きな難題で、クローラは決して「こんな判断ルールがある」とは教えてくれませんので、サイト運営者はユーザービリティを含むSEO対策を常に探求して行かなければならないわけです。

WUS7つの評価因子

  日本ユーザービリティのコンサルタントをしている株式会社イードが富士通と共同開発したユーザービリティの評価方法で、WUS(Web Usability Scale)7つの評価因子と言うのがあります。その7つの評価因子でも、評価する人によってはかなり差が出てしまうものですが、一般的に度合いを測るにはある程度有効だと思います。文字よりもイード社のHP(Uサイト)から評価グラフの例を引用させて頂きます、この方が一目瞭然です。

ユーザビリティの評価, Userbility scale, 可用性评价

  ユーザービリティ7つの評価因子を参考にサイトの自己評価をしてみましょう。勿論偏りは出るが己を知る事も大切です。そしてよほど重要なサイトの場合、身近の人の協力が得られるなら、自分のサイトを見てもらい、その動きをじっと観察するか、ビデオに撮ってあとから動きをチェックします。ユーザービリティの評価には専門性と客観性が同時に必要なのです。

  見てもらってから意見して貰うのではだめなので、客観性を重視するなら、ビデオ撮りがいいです。何故ならそこには日本人特有な性質があるからです。筆者も経験した事が度々ありましたが、海外の友人は大よそ意見と行動が一致するのに対し、日本人の友人は言っている事と忘れた頃に見る実際の行動が違います。日本独特な建前と本音の使い分けが表れ、日本の友人に評価して貰うと必ずしも正解ではないのです。

  これはUサイトにも実験した内容で、興味があればリンクへどうぞ。

常にメンテナンスでユーザービリティを上げる

  サイトは一度作れば終りではなく、特にアフィリエイトを兼ねているなら、コンテンツに対するネットの反応をチェックし、常にメンテナンスや修正によって改善し、ユーザービリティを向上させる事は必須です。これは筆者が自分にも常に言い聞かせたい事です。

  実際にGoogleは何度も修正を施すコンテンツを高く評価している事がわかっています。

  上記ユーザー行動以外に、運営サイトのSEO対策として改善できるユーザービリティは他にもありますので、当ブログカテゴリーの「SEO対策」より項目をチェックして見ましょう。