静的サイトと動的サイトがあるのは知ってますか, Do you know there have static site and dynamic site, 晓得嘛网站有静态和动态之别

  SEO対策をテーマに書いていますが、当然HTMLで構築されたホームページにしろ、ブログサービスを利用したブログにしろ、広義的にウェブサイトがある事を前提にしています。

  HTMLで構築したサイトは検索ロボットからの評価が良いとされていますが、HTMLを知らなければ作成する事ができません。ホームページビルダーがあっても、多少なりHTMLの知識がないと使えないものです。

  インターネットが普及してから20年余り経ちますが、一般ピープルとしてはSNSが使い易いので、敢えてHTMLを勉強してまでサイト構築はしません。ハードルが高過ぎます。

  筆者もブログを持っています。ブログだってSNSです。最初からテンプレートが用意されているので、コンテンツだけ入れて行けばいいのです。ちなみに筆者はBloggerを中心にサイトを運営しています。Bloggerのテンプレートは外部のものが多いので、「老舗BTemplatesよりレスポンシブテンプレート数点紹介します」や「個性的なBlogger用テンプレートを海外ギャラリーよりピックアップします」の記事で、レスポンシブデザインのテンプレートを紹介しています。中には一部SEO対策済みのテンプレートもあります。

  手を付けやすいブログを作ってから、検索されるようSEO対策をどんどんして行く、この方が自然だと思います。ところで、広義的に言うウェブサイトには、「静的」と「動的」の違いがある事を、暫く前に知りました。

自分のは静的サイト?それとも動的サイト?

  これまた混乱させられそうですね~

  最初、筆者は文字や写真で投稿するのが静的サイトで、動画などで投稿するのが動的サイトかと、ものすごい勘違いをしていました(爆)。少しずつ勉強して来た事を踏まえて、簡単に違いを説明できるかトライしてみましょう。

  2000年までは殆どHTMLで作成された静的サイトが多かったネット世界、それは予め投稿したそれぞれの記事を、HTML形式のページとして別々に保存し、アクセス → タイトルにリンクした投稿ページを返す、この単純な2ステップで端末にページを表示します。TOP画像の左側が図式化したものです。

  対して動的サイトとは、WordPressやSNSなどで使われているような、ユーザー設定のページデザインがあって、投稿されたデータは全てデータベースとして保存され、
アクセス → DBからのデータ用表示ページを作る → ページを返す、端末に表示されるまで、1ステップが多いのです。TOP画像の右側が図式化したものです。アクセスの度に表示ページを作成するので、その分表示が少し遅れます。

  今のブログサービスやSNSのように、アクセスする度に最新記事を表示したりするのは、
動的サイトの特徴です。

  ユーザーが体感できるほどのスピード差かどうかは、サーバーやデータ量やアクセス集中など、色んな要素によるのでなんとも言えませんが、この時代のサーバーでは、そんなに顕著な差は感じられません。では、「静的」と「動的」の違いは何でしょうか?知らないと何か不都合でもあるのでしょうか?

静的サイトと動的サイトのメリットとデメリット

  前もって違いを知っておき、目的に合ったサイトを作る方がいいと思うので、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

静的サイトのメリットは、
・既存ページを引出すだけで表示が早い
・サーバー負担が少ないので費用を抑えられる
・DBを使わないから自然とセキュリティが上がる
・バッグアップが簡単でサーバーの引っ越しも楽

デメリットは、
・ユーザーごとの切り替えができない
・複数人の共同管理ができない
・リアルタイムのデータ表示が難しい
・初心者が扱い難い

と言ったところでしょうか。

動的サイトのメリットは、
・ユーザーインタフェイス
・複数人による共同管理ができる
・リアルタイムのデータ表示ができる
・プログラム知識皆無でも使える

デメリットは、
・都度表示ページを生成するので表示が少し遅れる
・サーバーの負担がかなり掛かる
・データベースを使うのでセキュリティに脆弱性がある

そんなところでしょうか。

  良く動的サイトは都度表示ページを生成するので、サーバー負担が静的サイトより軽いと勘違いされますが、動的サイトは何から表示ページを生成していますか?莫大なデータベースはどこにありますか?

  動的サイトを静的サイトのようなスピードで表示するには、数倍もの大きい容量が必要なので、実はサーバーコストがかなり掛かります。

  検索エンジンにとって、動的サイトよりも静的サイトの方が、インデックスし易い伝説が存在します。  静的サイトはプログラム自体が簡潔であり、動的サイトは非常に複雑で、更に記事ごとに自動でURLをどんどん生成するため、URLには多くのパラメータが存在します。  読書と同じ要領で考えて下さい。簡単に読める本と複雑怪奇な言い回しをする本、検索ロボットはどっちを理解し易いでしょうか。

動的サイトは自分でSEO対策が出来ないものがある

  これが多分皆さんが知りたい「何か不都合でもある?」の答えです。結論から言いますと、自分のコンテンツが価値を生むかどうかです。

  一般ピープルも使えると言う需要から、SNSを先頭に、現実としてWEB上90%強が動的サイトです。検索エンジンにとって、どちらも認識するのにそれほど差はないと言う人もいます。それは企業が運営するSNSには、大容量なサーバーが使われ、全体のシステムとしてSEOが行われているからです。そしてそれは運営企業の都合に合わせたSEOであり、ユーザーはあくまでもSNSのユーザーであって、内部プログラムに触れません。

  ブログも動的サイトですが、個人運営を目的としたSNSなので、HTMLで構成される静的サイト同様、運営する個人でSEO対策を直接施す事が出来ます。つまりアフィリエイトができると言う事です。作成されたコンテンツに価値が生まれると言う事です。国内ではSeesaa、Ameblo、FC2、Livedoor、はてなブログ・・・・・・GoogleのブログサービスはBloggerです。「サイトを作るなら知って欲しいBloggerのメリットとデメリット」の記事でBloggerについて詳しく説明しています。

  最近は静的サイトがまた注目され、静的サイトジェネレーターが多く紹介されています。プログラマーや業界のプロを中心に、静的サイトに返り咲きしています。筆者も静的サイトジェネレーターに興味はありますが、まだまだ敷居が高くて知識が及びません、積極的に学びたいと思っている段階です。進化は多種多様に枝分かれして行きますが、突き詰めて行くとやはりSimple is Best ですかね。